「私…誰よりも樹くんを信じてる」
「え……っ」
それを聞いた途端、樹くんは驚いたように私を見つめた。
その目は、動揺しているのか、不安げに揺れている。
そんな樹くんに、笑みを浮かべながら言葉を重ねた。
「信じてないわけじゃなかった。だけど、私…信じるって事がすごく怖かったの…」
「七海……」
「樹くんのことは……信じられる。もし、裏切られる日が来たとしても、それでも傍にいたいって思って……」
「俺は二度と裏切らない、七海のこと」
私の言葉を遮るように、そう言った。
樹くんは、私の手をとり、指を絡めて、強く握る。
「誓う、七海のことを一生裏切らねぇって。そんで、お前を傷つけるヤツ等から全力で守るって」
「え、樹くん……」
まるで、告白みたいな言い方に、私の心臓がドキドキとうるさい。
告白なわけないけど、それと同じくらいの衝撃だった。


