「アイツ、久しぶりにマジだな…」
「え?」
隣にいる亮くんが、私の隣に立って、食い入るように樹くんを見つめている。
「アイツ器用だから、スポーツ万能なんだけどさ、いっつも適当に力抜いてやってたんだよ」
「どうして?」
「張り合えなくて、皆がつまらなくなるじゃん?だから、それに合わせようってさ」
「…そうだったんだ……。でも、ならなんで今…」
本気になろうって思ったの??
どうして、スリーポイント決めるなんて……。
「七海のためだって。アイツ、七海に信じてもらえるように必死なんだ」
「私に信じてめらうため?」
「やり方は不器用だけどさ、真っ直ぐだろ、樹って」
スリーポイント決めるって約束。
それを叶えるから、信じてって気持ちが…あの一言にあったんだ。


