「次、七海のために、スリーポイント決めてやる」
「えっ……」
私のために、スリーポイントを決める??
呆然と立ち尽くすと、樹くんは不敵に笑った。
「だから、そこから見とけ」
ードキンッ
その一言に、胸が騒ぐ。
本当にどうしてだろう……。
樹くんのせいで、胸の中が落ち着かない。
ゆっくりと立ち上がって、真っ直ぐに樹くんを見つめる。
そして、大きく息を吸い込んだ。
あんな強気な笑顔見せられたら、私……。
「うん!ここから…ちゃんと見てる!!」
もっともっと、樹くんを好きになっちゃうよ…。
私の返事を聞いた樹くんは、嬉しそうに笑った。
そして、ピーッというホイッスルの音とともに、樹くんは高速ドリブルでスリーポイントラインに来る。


