「大人になったら、良い母親になりそうだなって感じ」
「初めて言われたよ、ふふっ、ありがとう。でもね、私は樹くんも、いいお父さんになりそうだなって思ったよ」
「は!?お、俺が??」
心底あり得ないと言わんばかりの驚き方に、私は笑う。
「樹くんもね、七星を見るときにね、すっごく優しい顔するの。そんな樹くんの顔を見てると、私まで心がポカポカするんだ…」
そっと目を閉じて、胸をおさえる。
確かに、この胸に優しい温かい気持ちが残ってる。
「すげー嬉しいかも。俺も、そんなこと言われたの初めてだわ」
「樹くんモテるから、たくさん褒められ慣れてると思ってた」
なんだか、意外かも……。
私の一言で、本当に嬉しそうに笑うんだもん。


