「熱性けいれんですね」 先生がケロッとした顔で言った。 「…熱が高くて朦朧としてるんだね」 そう説明しながらチビの様子を伺う先生。 「先生…ゆきえは大丈夫でしょうか?」 不安そうにお父さんが訪ねる。 「意識は戻ってるし心配ないとは思いますよ」 その言葉を聞いた瞬間、お母さんはヘナヘナと床にしゃがみこんでしまった。 「よ…かったぁ……」 『あっ…また泣き出しちゃったよ』 でも今度は少し笑顔が見える。 その顔を見て、あたしまで口元が緩んでしまった。