家に帰ると、早あがりだったお母さんが夕食の準備をしながら出迎えてくれた。 「おかえり、ちゃんと話せた?」 『うん…咲幸抱っこしてもらったよ』 「そう…さゆ、よかったね♪」 あたしの赤くなった瞳を見たお母さんは…それ以上、何も聞かなかった。 『手伝うよ!』 咲幸をベッドに寝かせて、あたしはキッチンでお母さんの隣に立った。 「あっ!そうだ!」 『ん?』 急に思い出したかのようにお母さんが口を開く。