「幸恵…頑張りなさい。これからの人生、全部子供の為に生きなさい」 『うん…』 「頑張って頑張って…それでも疲れちゃった時は…」 抱き締めてたあたしの肩に手を置き、お母さんはあたしの目を見て言った。 「その時は…お母さんを頼ってね」 『………………』 「私はあなたの母親だから…いつでもあなたの味方になるから…」 『お母さん…』 あの日 歩道橋から飛び下りた前まで、ちっぽけに思えてたお母さんが 今はとても大きな存在に見えた。