「久しぶり…」 『………………』 戸惑うあたしを見てアリサは 「幸恵、あたし帰るわ」 『えっ!?』 「二人でちゃんと話した方がイイから」 そう言って部屋を出ていった…。 「おばさんから目覚ましたって聞いてさ…」 そう言いながら丸椅子に腰かける智輝。 『うん…』 個室の病室はあたしと智輝の二人きりで… なんとも言えない重たい空気を漂わせていた。