「は、はい…!」




「次、あれ…やりたい…」


私が指さした先には


射的ゲームがあった




「射的か、良いね」


そう言って彼は笑顔を見せた



私はホッと胸を撫で下ろした




「行こ、姫」


願いを書いた短冊を笹にしばって



星詩乃に手をひかれて歩き出した