翔が夜空を見上げ


「ホントだ、綺麗だね!」



と私に笑いかけてくれた。



「どっちがいっぱい星を数えられるか勝負しよ ー!」



私は自信ありげにいった。


私達は良くこの遊びをしていて
いつも張り合っては喧嘩をしていた。



「望むところだ!」



翔もやる気満々のようだ。



2人は「せーの!」の合図で


懸命に無数の数の星たちを数え始めた。