会えない君

「錬?錬?」

『どうしたの?なんかあった?』

「錬、ごめんね。ごめん。ごめんね。」

『さくら。』

「ごめんごめん」

『俺がごめんね』

「私、支えられてなかった」

『さくら?俺よりいい人見つけて。
俺のこと忘れて?
俺のこと忘れてもらうために
Twitterもブロックしたのに
さくらはもう十分支えてくれた』

「忘れない。忘れたくないよ」

『好きだよ。出会えてよかった』





そうやって泣きながら電話したね


最後の電話だったね





会えないまま。




会えないままお別れしちゃった




私支えられなかった

支えるって言ったのに。
錬を苦しめるだけだった。

ごめんね。本当にごめん。

後悔しかないよ。






出会えてよかった




ありがとう錬。


いつか錬の家に行くから待っててね








錬ごめん