布団から出て伸びをする。しっかり眠ったはずなのに、倦怠感は消えていない。
本当になんだというんだろうと首を傾げる。美織が心配するのを大げさだと言ったけど、何か病気なのかもしれない。さすがに病院に行った方がいいのだろうか。
「軽く走ろう」
少しだるいが、日課を欠かすのは気持ちが悪い。伊織は外に出て、いつものコースを走り出した。
「伊織!」
「あ、昴」
伊織が振り向く前に追い付いた昴は、横に並んで走り出した。
「朝会うのは久しぶりだな」
「確かに。最近は朝練ギリギリに起きてたからなー」
伊織は走るスピードを落とした。下腹部が少し痛んだ。痛いというよりは重いといった方が適切かもしれない。感じたことのない感覚。毎日同じコースを走っているが、今までこんなことはなかった。
「伊織?」
「ああ、ごめん。遅ければ先に……」
「最近調子悪いって湊に聞いたけど、やっぱりどっか悪いのか?走ってるから大丈夫かと思った」
「大丈夫だよ。美織も湊も大げさなんだ」
どこも悪くないんだと自分に言い聞かせる。大きな病気はしたことがない。きっと、少し体調を崩しているだけだ。
「ま、無理すんなよ」
「ああ」
昴が走るコースは伊織とは違うらしく、道を曲がって行った。
下腹部の痛みは先ほどより軽くなっていた。伊織は少し不安を感じながら、また普段のスピードで走り出した。
本当になんだというんだろうと首を傾げる。美織が心配するのを大げさだと言ったけど、何か病気なのかもしれない。さすがに病院に行った方がいいのだろうか。
「軽く走ろう」
少しだるいが、日課を欠かすのは気持ちが悪い。伊織は外に出て、いつものコースを走り出した。
「伊織!」
「あ、昴」
伊織が振り向く前に追い付いた昴は、横に並んで走り出した。
「朝会うのは久しぶりだな」
「確かに。最近は朝練ギリギリに起きてたからなー」
伊織は走るスピードを落とした。下腹部が少し痛んだ。痛いというよりは重いといった方が適切かもしれない。感じたことのない感覚。毎日同じコースを走っているが、今までこんなことはなかった。
「伊織?」
「ああ、ごめん。遅ければ先に……」
「最近調子悪いって湊に聞いたけど、やっぱりどっか悪いのか?走ってるから大丈夫かと思った」
「大丈夫だよ。美織も湊も大げさなんだ」
どこも悪くないんだと自分に言い聞かせる。大きな病気はしたことがない。きっと、少し体調を崩しているだけだ。
「ま、無理すんなよ」
「ああ」
昴が走るコースは伊織とは違うらしく、道を曲がって行った。
下腹部の痛みは先ほどより軽くなっていた。伊織は少し不安を感じながら、また普段のスピードで走り出した。

