「だ、だけど、キスなんて慣れてないし……」 「大丈夫。つかさは俺のいうことだけ聞いてればいいから」 「……っ」 ばか、悠月。 そんなこと言われる前から、とっくにあたしの頭は悠月でいっぱいなのに。 「目、瞑って」 耳元で囁かれる、溶けてしまいそうなほどに甘い悠月の声。 どうしてこんな甘い声出せるんだろう。 こんな甘い声、反則。 動揺しない方が無理だ。 体の外にまで聞こえてしまいそうな鼓動の慌ただしさを感じながら、悠月に従い目を瞑る。