【完】素直じゃないね。







『絶対また奪ってやるからな、この唇。
せいぜい覚悟しとけよ』


なんて言って、あたしのこと気持ち乱しておいて……。


「高嶺くーん♡」


「高嶺くん、今日もかっこよすぎるーっ!」


今日も今日とてモテすぎだよ……!


教室の内外から、悠月への黄色い声が飛んでいる。


そりゃあ、あたしが悠月の彼女なんて、だれも思わないだろうけどさ!


でも、その人はあたしの彼氏なんですけどっ!


いっそ、ブサイクになるように整形してしまいたい。


悠月がどんなにブサイクだって、あたしは……好きだし。