【完】素直じゃないね。



そうして三人からの集中砲火を浴びること、二時間。

気づけば、六時になっていた。


校舎が施錠される時間まで残るという三人と別れ、学校を出る。


もう、くたくた……。

まったく、人が今までまったく男関係に食いついてこなかったからって、質問ぜめしてきてさぁ……。


よたよたしながら校門を出た、その時。


「おせぇよ」


どこからともなく聞こえてきたその声に、心臓がびくりと跳ねた。


声がした方に視線を落とし、その人物の正体を認識するなり、思わず目を見開いて大声を上げる。


「高嶺っ?」


学校の外壁を背にして、校門の前にしゃがみ込んでいたのは、まさかの高嶺だった。