「はい?」
目が合った途端、思わず落胆する。
振り返った彼女は、つかさとは似ても似つかない女子高生だった。
「……あっ、すいません」
「えっ、あっ、いえ♡」
よくよく見たら、後ろ姿ですら全然違う。
焦ってるせいで、状況判断すら冷静にできてない。
しっかりしろよ。
自分を叱咤するように拳を握りしめ、女子高生の元を離れた俺は、また再びつかさを捜し始める。
だけど、いくら探しても、どこにもその姿はなくて。
なにかあったんじゃないかと不安が募る。
いっそ、能天気にひとりでアトラクションにでも乗ってたってオチだったら、どれだけいいか。


