【完】素直じゃないね。







遅めのお昼ご飯を食べ終えた頃には、三時になっていた。


「さ! 昼食後一発目は、あそこのゴーカートに乗らない?」


歩きながら、宙くんがすぐ近くにあるゴーカート乗り場を指差して、そう提案した。


「うん! 運転したいっ」


「飛ばしちゃうぞ〜っ」


あたしは、きゃっきゃと盛り上がりながらゴーカート乗り場に向かおうとするふたりを呼びとめた。


「ごめん! あたし、ちょっと自販機で飲み物買って来ていいかな」


持ってきた飲み物が終わってしまって、喉がカラカラになってしまった。


あたしの声に、宙くんが振り返る。


「お、了解!
自販機どこにあるかわかる?」


「わかんないけど、大丈夫。
探してみるよ」


「多分、ショッピングモールの方にあった気がするんだけど……」


「わかった、ありがと!
じゃあ、行ってくるね」


「うん、行ってらっしゃい!」


「行ってらっしゃい、つかさちゃん」


乃亜と宙くんと別れ、あたしは自販機探しに出掛けた。