【完】素直じゃないね。



遊園地(で遊んでる乃亜の観察)は、想像以上の楽しさだった。


メリーゴーランドに乗る乃亜は、紛れもなくおとぎの国の妖精さんで。

宙くんは、相当ジェットコースターが好きらしく、ひとりで何度も乗っていて。

お化け屋敷では乃亜が腕に掴まってきたから、鼻血が出ないように感情の昂りを抑えるのに苦心して。

コーヒーカップでは、宙くんがハンドルを回しすぎるから、あたしと乃亜が完全に酔って。


どこを切り取っても楽しいし、乃亜が可愛い。


ああ、幸せすぎる……。

この歳で、こんなにも遊園地を楽しめるとは思ってなかった。


時間を忘れてアトラクションに乗りまくっていると、お昼ご飯を食べないまま、いつの間にか二時になっていた。


「あー、お腹減った!
そろそろ昼ご飯食べよっか!」


宙くんの声に、時間を思い出す。


「わ、もう二時か……!」


「食べよ〜っ」