充樹先輩にのせられたあたしは、翌日もポニーテールで登校した。
昼になり、購買に向かうためふたりで廊下に出ると、乃亜が褒めてくれた。
「つかさちゃんのポニーテール、可愛いよね!
授業中もずっと思ってたんだけどね、つかさちゃんに似合ってて、すっごくいいと思うっ」
胸の前でこぶしを握って、そう言ってくれる乃亜。
「乃亜……」
いやいや、乃亜さん。
可愛いなんて、神様が乃亜さんのために作った言葉じゃないですか。
今日も相変わらず、アラブ王になってガンガン貢いであげたいくらい可愛いんですけど。
デヘデヘとだらしなく鼻の下を伸ばして乃亜にメロメロになっていると、不意にどこかから高嶺の笑い声が聞こえてきた。


