「ムリしないでね。 連絡くれれば、すぐに看病しに来るから」 だれかに話しかけてるんだろう。 なんて、話しかけてる相手は考えなくてもすぐに分かる。 「大丈夫だって。 熱も下がって、明日には学校行けるだろうし。 ほんと心配性だよね、ミオリって」 〝ミオリ〟 高嶺の声が、優しくその名を呼んだ。 高嶺と、ミオリさん。 ふたりはどういう関係なのだろう。 お姉さん? それとも彼女……? ミオリさんに続いて出てきた高嶺は、スウェットにマスク姿で。