私の右隣に座ってる男子が、突っ伏していた机から体を起こした。


真っ黒な黒髪、無造作に切られた短髪、ちょっと猫目な感じが可愛い。


「さーせーーん」


寝ぼけながら謝る湯沢くん…は、また机に突っ伏して寝始めた。


「もう、ほんと湯沢は中学から変わらんな。隣の如月は大変だけど…よろしく!」

「え、っ…は、はい……?」



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