「ねえなんか、いつまでも堅苦しいの嫌だから呼び捨てでもいい?」


麻恋ちゃんは机にドカッと座ると、頭を掻きながらそう言った。


「麻恋ってほんと女子力ないなーー」

「彩純もそれほどないくせに!ユイに言われるのは…なんかわかるけどね」


ふわふわとした香りがする。
凄い、この子達と一緒にいていいのか。