目の前にいる彩純ちゃんは、小学校の時より全然変わっていた。
小さい頃から真っ白な肌は変わらず、髪をお団子にまとめていた。あの頃はショートボブだったからすごい違和感だった。

「彩純ちゃん変わったね…でも、すっごく可愛くなってるよ!」
「えへへそう?ありがと♡…颯希ちゃんも変わったね」
「なんか照れるわ、」
「さっき見たらクラスも同じだったし、仲良くしようね!!!」
あまりにも突然すぎる再開に、驚くが、反面嬉しかった。友達が1人だけいればそれでいい。
心配させなきゃそれでいい。

「彩純おはよーん、その子は?」
1-7の教室にはいると、短すぎる髪をはねらせていかにもスポーツをやってそうな子と、二つで縛っている子がいた。
二人とも目がくりくりで可愛くて、私を物珍しそうな顔で見つめていた。
「あたしの小学校の時の友達!さっきねー感動の再開してきたの笑」
「まじか!友達になろ!うちは、新垣麻恋(あらがきまこ)」
ショートカットの子が口をひらく。
「唯は高城唯芭(たかぎゆいは)、皆からユイって呼ばれてるからそう呼んでね」
ふんわりとした口調で話す二つ結びの子は可愛くて思わず撫でたくなってしまう。