「もうやめてよ…私、もう無理だよっっ」
そう叫んだ颯希は、走って教室を抜け出した。
それからはそのいじめが問題となり、颯希に対してのいじめはなくなった。
俺は、なにもできなかった。
何かしでかせば、次は俺がいじめの標的になるかもしれないと思ってて。
ただ、怖かっただけだ。臆病者だった。
負けなかった颯希を裏切った。麗奈に言われればやれることはできるだけやった。
高校でそんな最低なやつのことなんて覚えてるわけがない。いや、覚えてて欲しくない。
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