「おい起きろ!!いつまで寝てるんだ!!!」

「ウッ」

罵声と共に腹部に鈍い痛みが走る。

その日1日でわかった事は昨日の優しい2人は今日の私の戸惑いを煽るため。

「なんで機能は優しかったふたりが…」ってね。


こんな待遇は慣れている。
施設でもそうだった。

でも、やっぱり少し悲しいのかもしれない。涙が止まらなかった。


おばさんは家事全てを私にやらせた。

おじさんは私をサンドバッグの様に扱った。


それでも私は自分を保てるよう努力してきた。いつでも出ていけるように勉強は常に1年後のものを学んでいた。

私は他の子とは違う。幸せになるには人より努力をして手に入れなければいけない。