…ガチャ

誰もいない屋上、

「はあ…」
無意識にため息をついてしまう。

私、佐藤 律は疲れていた。
もうこの世からおさらばしちゃおうかな。

「はは…」

乾いた笑いだけが綺麗な青空に吸い込まれる。

とりあえず死を目の前にしたら何か思いつくかもしれない。

そう思い、屋上のフェンスを越える。


腰をかけ足をふらつかせながら考える。


これからの事について。