学校の人たちは、私の退学に納得がいかないようで

校長先生に直談判したらしい

でも、この学校の先生たちは何よりも有名な進学校という

ブランドを優先にする

だから、直談判も呆気なく一蹴されてしまったんだとか・・・・・


涼「莉桜、置いてくんじゃねーよ
  なに1人で退学してんだよ・・・バーカ」


私を走って追いかけてきたのは、雪羅の幹部である

楠本涼真(くすもと りょうま)

冷静な判断ができて、結構ドライだから

雪羅のまとめ役担当なんだ


莉「ってかさ、涼真も退学してきたの?
  何もしてないのに?」

涼「するわけねぇだろ
  いきなり、退学とか言うからだろ」

莉「ごめんごめん
  まぁ、なんかあったら倉庫で情報よろしく
  じゃぁ、また倉庫でなー」


私は、立ち止まった涼真を横目に

真っすぐ歩いていった


涼「ったく、うちの総長は自由気ままなんだから」


その声は私まで届かず、風に乗って消えてった