高3の春。 始業式から数日たったある日。 クラスに知り合いがいない私は朝礼が始まるまで自分の席でぼーっとしていた。 すると彼女、長澤 愛奈(ナガサワ アイナ)を中心に数人で私の机を囲んだ。 私は基本的に人の名前を覚えないのだが彼女だけは覚えていた。 とても悪目立ちしていたからだ。 教師に反抗は当たり前。気に入らない人はオモチャに。 家がお金持ちらしく誰も逆らえない。容姿は…メイクでよく分からないが。