私が消さなかったことに不満だった彼女たちは笑い声を消して今度は聞こえるように悪口を言い始めた。 「ロボットだから感情が無いんだ。」 「ほんっときめぇなあいつ。」 「名前と性格一致してなさすぎだろ。」 「絶対あいつ泣かしてやろうよ。」 と、口々に彼女たちは言う。 よく話題が尽きないなあ。 と私は窓の外を見ながらそう思った。