私の名前を呼ぶその声にピクリと反応した。 顔を上げて見上げると思わず目を見開く。 私、この人に見覚えがある…! 何か話そうと口を開く前に、お姉ちゃんは 声を張り上げてその人の名前を呼んでは弾けた笑顔になった。 「ぉお~!竜じゃん!何してんの?!」 「…何って仕事だよ。てかうるさいぞ。他の客が驚いてんだろ?」 竜と呼ばれたその人は、中学の時の先輩でお姉ちゃんと同級生。相沢 竜先輩。