―ガチャッ― 意識が朦朧としている中、お店の扉が開く音がした。 冴木君が来てくれたんだ。 顔見たいけど、なんかフワフワしてるし…体が動こうとしない。 仕事帰りには必ず私を迎えに来てくれる優しい彼氏♪…ちょっと照れるけど。 「あれ?楓。…夏音さん寝ちゃったの?」 「まぁね♪カクテル飲んだら爆睡♪」 「はぁっ?!…カクテル?!」