冴木君の言葉もお誘いも嬉しくて、座ってからも身を乗り出して空に次々と打ち上げられる色とりどりの花火に一人はしゃいでいた。 『綺麗ーっ♪花火見るの何年ぶりだろう♪凄く久しぶり!』 「俺も久々。毎年客の応対に追われてばっかだったし。」 『毎年出店してるんだもんね?』 「そうそう。花火の音で注文聞こえないし、毎年マスターは横でうるさくて、一々苛ついてたけど…こうやって見ると結構良いもんだね。」 ―ドドーン…!!