『と…とにかく、自分の部屋で寝ないとダメ!』
再びドアノブに力を込めて扉を開くと何の抵抗感も無く黙って足を踏み入れた。
(なんとか目は開けてるけどやっぱり辛そう。…取りあえずベッドに寝かせて、着替えと氷枕と―。)
前に一度だけ入った事のある部屋。彼が言う通り最近は疲れが溜まっていたんだろう。
若干洗濯物が散らかっていたり、まとめられたゴミ袋が何個かある。
「…ごめん…汚くて…。」
『ううん、汚くないよ。…そんな事より早く横になって?頭冷やすのに氷枕用意するね。』
「うん…ありがと…。冷凍庫にアイスノンはあるから…。」
『分かった、ありがとう。』


