『っ?!冴木君!!…どうしたの、大丈夫?!』 私は彼の姿を見るなり、慌てて駆け寄り玄関前に倒れている彼の体を起こして顔を覗き込むと…見るからに様子がおかしい。 それに、 『……熱い。』 夏だからっていう様子じゃない。目は虚ろだし…凄く怠そう。これってまさか夏風邪とかなんじゃ……? 「…っ…いっ…て…頭…いっ…!!」 『待ってね?今部屋に運ぶから。…肩貸すから、立ち上がれるかな?』 全体重をかけらているせいで私の力じゃとても担げない。