やんわり断るとニコやかに笑って、そそくさと男の子の所へ走って行ってしまった。
…誘ってくれたのは嬉しかったけど、果たして良心的な計らいだったのかな?
だとしたら悪い事しちゃった。もしかしたら本当は良い子なのかな?
と、こんな事を考えながら会計を済ませて夜道を一人歩く。だけども、やっぱり切なくもなる。
…これから冴木君の所へご飯作りに行くって言ってたっけ。
『何作ってあげるのかな…?もう…彼女みたいなものじゃん…。』
視線を白い買い物袋に落としてトボトボと歩く自分が…なんだか物凄く惨めに思えてきた。
最初から勝負も何も無くて、必然の流れだったのかもね。


