「その辺の女の子ってさ、お嫁に行く事ばっか考えてそこまで家族思いにならないじゃん。でも松岡家が絶えないように夏音ちゃんが支えようとしてる。…俺の娘だったら誇らしく思うよ?優しい良い子だね、夏音ちゃんは。」
『っ…っく…ぐすん…っ…』
「…本当、偉いよ。」
その言葉がギシギシと音を立てる私の渇いた心を潤していく。
「……よしよし―♪」
そう宥めながらポンポンと頭を撫でる手は大きくて優しく…なんだか少し照れくさくて。
初めて自分の存在価値を認められて誉められた感じがして凄く嬉しい。
しばらくの間、泣いてる私の頭を撫でてくれて不意に泣き顔で藤枝さんの顔を見ると優しく微笑んでくれた。


