メープル*パンケーキ【1巻】


「―ストーップ!!楓、その辺にしとけ。夏音ちゃんは仕事終わりなんだぞ?疲れてんだから空気読みなさいよ。」

「えっ…?あ、あ~~…そういう事?だからちょっと沈んで…。ごめんね?」

『…いえ…。』

…良かった、助かった……。

「分かったら、楓は俺のエプロンのクリーニング取ってきて♪今日受け取りだから、はい♪」

ペラッと受け取り伝票を財布から取り出すと、楓さんの目の前に差し出した。

「なっ……!!?俺が行くの?!……しかも遠い店じゃん!」

「だって仕込みあるし~♪幾斗は居ないし~。」

いまいち腑に落ちない楓さんは渋々といった感じで受け取り、困った顔で席を立った。