スカートを握り締める手にぎゅっと力を込めて出来るだけ声が裏返らないようにハッキリと答えると間髪入れずに次の質問を投げられた。
「好きな食べ物は?」
『えっと…甘い物とか…。』
「酒は強い??」
『…どちらかと言えば苦手です―』
……この質問攻めの感覚…思い出したくない人達を思い出す…。
久々に顔を合わせる知人達や親戚の人達と交わす会話……。
答えによっては、変な顔されたり、時には笑われたり。
事有る毎に…私の存在を否定されてる気がして、目を見るのが怖くて二つ返事で会話を終わらせる事もあった。
……私の中のトラウマが消えてくれない…。


