「夏音さん!早く、早く!!」

『う、うんっ!』

ランチタイムが終了し、私達は時間に追われていた。

「次これねっ!」

『はいっ!』

バタバタと慌ただしく片付けをしている冴木君と私。

「…………?」

そしてそんな私達をグラスを拭きながら、どこか遠い眼差しで見詰めるマスターの姿。