「ありがと。……じゃ、また明日。お邪魔しました。」 『うん。』 冴木君を見送ってからようやく力を抜ける。 ……と思ったのが大間違いだった。 リビングに戻ると何やら色々と聞きたそうにニヤニヤしているお姉ちゃんの姿。 私は意を決してお姉ちゃんの向かいに腰を下ろした。 「噂の彼に会えて姉はテンションが上がっております♪…で?で?で?幾斗君に彼女は…?」 『そ、そんなの知らないよ!…怖くて…聞けないし…。聞いたら変な顔されたりとか…』