メープル*パンケーキ【1巻】


「あっ、そっか!―それじゃコレ、お姉ちゃんと食べてよ♪渡したら帰るし、あと5秒で着くから♪」

『えっ―?!』

そうなの?と言葉を続けようとしたけど、次の瞬間には玄関の呼び鈴が鳴っていた。

「着いたー♪」

『あはは、今開けるね?』

小走りで扉に向かい、少しドキドキしながら扉を開けた。

するとそこには、何やらいつもの雰囲気とは違った彼の姿。その姿を見た瞬間トクンと胸の奥で小さな音が鳴った気がした。