「…人材確保はマスターに任せるよ。俺は人を見る目無いから……」 そう呟いた横顔は若干いじけて…いや、何かを思い出させる様に感じて、話題を変えた。 「…んな事言ったら俺だって見る目無いっつの。今まで何度女に泣かされてきたか…」 「あははっ、確かに!男が泣かされるってあんま聞かないしね?俺とマスターは似た者同士って訳だ♪いや、親子?」 よ~し…回避成功♪ 親子、ねぇ。そこまで心を開いてくれてるなんて嬉しい限りだよ。