悔しいが結構な根強いファンが多数居る。 「ん~~……一緒に働いてみないと解んない。真面目そうな人?」 クッキー生地を麺棒で伸ばしては、ひたすら型抜きをしながら答えた。 「…ナチュラルビューティーって感じかな。スタイル良かったし。ウチの制服も似合いそうな感じだったぞ♪」 「はぁ?何それ?質問の答えになってないし!あんたの評価はいっつも外見だけだもんな~」 「働く上で目の保養も必要なのだよ、幾斗坊や♪」 俺はデミグラスソースを木ベラで掻き回しながら鼻をならした。