『おはよっ。鍵ちゃんとかかった?』 ―ガチャン― 「あ……かかった…♪」 ホッとした顔で笑うと私の隣に並んで歩く。 他愛もない会話を交わして駐車場まで歩いて各々の自転車と車に別れた。 「じゃ、また職場でね。」 『……あのっ!…良かったら、乗せて行くよ?』 「えっ…?いや、いいよ!俺チャリで行かないと目ぇ覚めないんだ。でも…ありがとね。遅刻しそうな時はお願いしちゃうかも♪」 『うん、任せて!』 笑顔で頷き合うとお互いに別れて出勤する― はずだったのだけど……。