メープル*パンケーキ【1巻】


『さてと、行かなきゃ!』

ガチャっと玄関のドアを開けて一歩踏み出すと、直ぐ後に同じ音が聞こえてきた。

『??』

―ガチャ…ガチャガチャガチッ…

「は~~眠っ。………。」

いつまでも鍵の音が聞こえてきて反射的に
そちらに視線を向けると…見馴れた彼が眠そうに立っていて目を擦る仕草に思わず微笑んだ。

おまけに上手く鍵がかからないらしく手元が狂ってる。

『ふふっ、おはよう。冴木君っ』

「?…あっ…お、おはよっ。」