『さてと、行かなきゃ!』 ガチャっと玄関のドアを開けて一歩踏み出すと、直ぐ後に同じ音が聞こえてきた。 『??』 ―ガチャ…ガチャガチャガチッ… 「は~~眠っ。………。」 いつまでも鍵の音が聞こえてきて反射的に そちらに視線を向けると…見馴れた彼が眠そうに立っていて目を擦る仕草に思わず微笑んだ。 おまけに上手く鍵がかからないらしく手元が狂ってる。 『ふふっ、おはよう。冴木君っ』 「?…あっ…お、おはよっ。」