*幾斗side* 「……寝ちゃった。」 ソファに横たわった彼女にホールに常備してある薄手のブランケットをそっと掛けてあげると、それにくるまって規則正しい寝息を立て始めた。 「良かった。よく眠ってる」 ―♪♪~♪~♪― 「っ?!!」 ホッと胸を撫で下ろすと突然鳴り響いた着信音に驚きながら画面を確認するとマスターからだった。 「もしもし?どうしたの?」