藤枝さんが戻ってくるまで沈黙が続くのかと思ったけど、冴木君によって壁は崩れた。 「れ…レモネード、美味しい?」 『うん…美味しい…♪』 弱々しく頷くと彼は視線をさ迷わせて再び視線を外されまた黙ってしまった。 『(…私がこの場に居たら冴木君が気疲れしちゃうよね…)』 ちょっと怖いけど、帰ろう。 そう思い立ちソファから立ち上がると、不思議そうな顔でこちらを見ている冴木君と目が合った。