メープル*パンケーキ【1巻】


「―道路で女襲うとは…あんた趣味悪いな。
欲求不満なの?いい店紹介してやろうか?」

その時、ツカツカと歩み寄ってくる足音と、
いつか聞いた低い声が耳に入ってくる。

「あ?なんだてめぇは?」

その人は問いかけに答える事無く側に立つとニッコリ笑って、腕を伸ばした。

そして次の瞬間……

―ガッ、バキッ―!

ほんの一瞬だった。

馬乗りになっていたはずの男の体がふわりと浮き上がり、一瞬で私の体は自由になる。