「捕ま~えた♪楽勝、楽勝♪」 …何も考えずに走ったのが運の尽きだった。 男の足に敵うわけ無いのに…走って逃げるなんて無謀だったのかもしれない。 上手く撒こうとして狭い道ばかりをひたすら曲がり続けたけど逆効果だったんだ……。 『…っく…ううっ…!っ…!』 「あれ?どーしたの?泣いてんの?…じゃあ俺が慰めてやるよ…!!」 『っ?!!きゃっ!!』 頭から背中に鈍い痛みが走る。 一瞬の痛みに目を瞑り再び目を開けると、馬乗りになった元カレが見下ろす形になっていた。