「―夏音のアパート、ここなんだ?」 背後から聞こえてきた声に心臓を鷲掴みされる様な息苦しさを覚えた。 『…っ…えっ…?どうして…』 振り向きたくないけど私は反射的にその人物と向き合っていた。 「は?どうしてって…あのスーパーから、ずっと後ろつけてたんだけど?気付かないって…やばっ♪」 人をバカにする様なこの態度…。 この態度が堪らなく嫌だった。 この顔を見てると思い出したくない過去を嫌でも思い出してしまう。